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今こそ、世界の若者がつながる姿見せたい(NPT再検討会議参加報告)

  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

 2026年4月27日から5月22日にかけて米国・ニューヨークの国連本部等で開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせ、現地への派遣を実施しました。

 

今回のNPT再検討会議では、会議の傍聴や現地報告の配信番組への出演、日本政府代表や国連の担当者との面会、各国から集まった若い世代との共同行動への参加などを通して、核廃絶・核軍縮を巡る最前線を体感しました。それを日本に持ち帰り、今後の取り組みに生かしていくことが最大のミッションの一つでした。


 私も20代で、若い同世代が国や地域を超えてつながることの大切さを改めて感じます。「かたわら」も開催に協力した「ユース核軍縮サミット」には約50人の参加があり、長崎の被爆者による証言に耳を傾け、核軍縮とジェンダーなどをテーマに議論しました。


 各国のユース団体が共同で出す声明の作成にも関わりました。世界の現状を鑑みて核不拡散体制の危機を強調するほか、軍縮教育の重要性も盛り込んでいます。核被害を受けた国や地域の若い世代が声を上げられる環境をつくり、政策決定のプロセスへの参加を保証しなければいけないと思います。


 実はこうしたユース団体の動きは、核兵器禁止条約の発効(2021年)に合わせたように活発になっています。日本の国内だけでなく、欧米や中央アジア、太平洋の国にもネットワークが広がっています。


 多国間主義の危機が言われる今だからこそ、世界のユース団体がつながっている姿を見せたい。私たちの行動がすぐに国レベルや国際政治を動かすことはできなくても、足元から地域を変えていくための力になるはずです。


 NPTのような国際会議に参加することで、各国の外交官たちに未来世代に負っている責任を感じてほしいと思います。今回のNPT再検討会議の議長を務めるベトナムの国連大使からは、私たち大人の責任は核の問題を若者に引き継がせないことだ、という趣旨の発言がありました。親近感を持って受け止めました。


 「かたわら」は、国連が世界各地で展開している「ピース・サークル」を国連広報センター(東京)とともに日本国内で実施しています。若い世代がリードして平和や安全保障などの問題について対話を進め、解決策を考えていくための取り組みです。


 中学生や高校生と話していると、平和や戦争の問題に関心があっても、国際社会の議論とのつながりを実感できないようです。しかし、諦めてはいけません。国際政治は大国だけの議論で決まるわけではなく、政策決定には複合的な要因があります。だからこそ主権者としての意識をはぐくむ教育が大切だと思います。


 NPTは5月下旬まで続きます。国際情勢は明るい展望ばかりではありませんが、今回の会議への参加で得た経験と知見をフィードバックし、日本の若い世代と話をするのを楽しみにしています。


※核なき世界基金からのご支援をいただきました。

※本文は、毎日新聞掲載(5月2日)を大幅に加筆したものです。

※収支報告を含む詳細な報告書はこちらからご覧いただけます。

日本被団協・濱住治郎事務局長と、国連総会議場にて
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ウクライナ出身のユースリーダーらと
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マーシャル教育イニシアティブのベネティック・カブア・マディソン事務局長らと
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日本政府国連代表部表敬訪問
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