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事業の目的

時々刻々と変化する国際情勢の中で、戦争の記憶と向き合うことが、より重要になっています。2024年、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞しました。「戦争をジブンゴトにするとは」。多世代がともにが平和について考え、つながる時間を作っています。

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実施例  2025年2月実施イベント
(朝日新聞記事より引用)

戦後80年、戦争の記憶や現実とどう向き合えばいいのか。ウクライナやパレスチナ自治区ガザでの軍事衝突など、混沌(こんとん)とする国際情勢の中で、若者たちが「戦争をジブンゴトにするとは」と題した勉強会を企画した。それぞれの経験をもとに、自分事にしていくことの難しさと道筋について議論した。これからも対話を重ねていく考えだ。

神奈川県横須賀市で開かれた勉強会には約50人の多様な世代が参加した。

広島、長崎、沖縄、横須賀にゆかりのあるパネリストが「あなたはなぜ今、それぞれの街の記憶と向き合っているのか?」をテーマに報告をスタートした。

自分事は不可能?

核兵器廃絶をめざす若者らによる一般社団法人かたわら(横浜市)代表理事の高橋悠太さん(25)は、地元広島の歴史を紹介。「原爆は急に空から降ってきたわけではない。日本が戦争に進み、その帰結として広島と長崎に落とされた。原爆の使用を止めるのは戦争に至らない社会をどうつくるかにかかっている」と指摘した。

広島で中高時代に友人らと核兵器廃絶のための署名活動で街頭に立ち、東京へ進学後、活動の幅を広げてきた。戦争や原爆の継承に関心のある大学生らには「どういう意志をもって向き合うのか」といった問いを掘り下げることの大切さを伝えているという。

自分事とするのは不可能だと考えてしまう現実がある。そんな思いを口にしたのは、地元沖縄の大学を卒業して東京で平和学習の講師をしているという仲本和さん(24)。沖縄戦のこと、米軍基地ができた背景などを説明し、国土面積の0・6%の沖縄県に全国の米軍専用施設面積の約7割が集中する現状について「県民がいくら反対しても基地はなくならない。それは政府だけの責任なのか」と疑問を提起した。

その上で、「基地を減らしたいと願う沖縄に寄り添うのか、もしくはその原因を作り出している側を自分事とするのか。どっちを選ぶかで(意識は)だいぶ変わる。思っていることを誰かに押しつけることで自分事とするなら自己満足になりかねない」と語った。

一方、一橋大学大学院で安全保障の研究をしているという佐賀県出身の藤田裕佳さん(25)は、また別のアプローチで、「私は自分事にできると思っている」と語った。

ドイツで過ごした高校時代、生徒たちは授業で過去の戦争と3年間向き合うが、日中戦争の出来事が授業で取り上げられた時、必ずしも自分に知識があるわけではなかった。「無知を脱出する努力を一生続けよう」と、帰国後、長崎大学に進学して核兵器廃絶の研究に打ち込んだ。「(戦争に)関心がない人もいるかもしれないけど、無関係ではないことを知ってほしい」

横浜出身で横浜YMCAの高井陽一朗さん(24)は、横須賀の米軍基地に関する調査結果を報告。大学時代のサークル仲間ら約50人に基地の是非を聞いたところ、「どちらでもない」が多数を占めた。関心を高めるためには「現実と関連付けて向き合わないといけないと思った」。

自分事にする難しさ

参加者からは質問や意見が相次いだ。大学生の女性は自分事にする難しさに思いをめぐらせた。「若い世代が戦争と向きうとき、戦争に向き合うことが、誰かが傷ついたりとか、誰かに危害を加えたりした記憶を自分の中に取り入れるということなら、自分自身の体力も必要。関心を持つことが自分事になるのか、人の苦しみに寄り添うことが自分事になるのか。よく分からないので、そこから考えたい」

基地問題に取り組む年配の女性は、こう呼びかけた。「私たちの活動に若い人たちの参加が少ないというジレンマがある。でも、いろんな活動の形があっていいとも思う。目標は一緒なので、最後は手をつなげれば」

勉強会は日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル賞受賞を機に、多世代が平和について考え、つながる時間をつくろうと、「かたわら」と横須賀YMCA運営委員会が共催した。かたわらは様々な団体と連携しながら地域に根ざした対話の場を作っていきたいという。(引用ここまで)

 

〈イベント概要〉

主催:一般社団法人かたわら, 横須賀YMCA運営委員会

協力:横須賀YMCA、横浜YMCA、横浜YMCA ユースリーダーシップ開発事業委員会、NPO法人WE21ジャパンよこすか、被爆体験を語り継ぐ会、NPO法人YMCAコミュニティサポート

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かたわらでは、戦争体験の継承をテーマとするイベントやシンポジウムのコーディネートを行っています。

 

5月18日、パルシステム神奈川さんが、戦後80年企画「戦争を知りジブンゴトにしてみよう」を開催しました。日本被団協・和田征子さん、NPO法人ボーダレスファウンデーション・中村涼香さん、パルシステム神奈川・楊理事と、かたわら・高橋悠太と伊藤咲夢が登壇。パネルディスカッションを行い、後半は参加者の皆さんと一緒に、平和のために何ができるのかジブンゴトとして考えました。

 

▼レポートはこちら

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核兵器のない世界を私の街から

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