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イベント開催「戦争をジブンゴトにするとは~広島・長崎・沖縄・横須賀から考える~」

更新日:2月19日

みなさん、こんにちは!


2月15日、イベント「戦争をジブンゴトにするとは~広島・長崎・沖縄・横須賀から考える~」を開催しました。参加者のみなさん、広島、長崎、沖縄、横須賀から登壇者のみなさん、企画チームのみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました!以下、イベントの様子をご紹介します!


まず各登壇者から、自分たちが経験したわけではない戦争を、どのようにジブンゴトにし、原爆や戦争に反対していくか、話題提供しました。


高橋悠太さんからは、被爆地としての広島という立場とともに、多くの兵士を送り出した軍都としての立場もある。原爆は突然降ってきたわけではなく、日本の戦争の帰結として原爆投下だ、という問題提起がありました。


高井陽一朗(公益財団法人横浜YMCA)さんからは、ユース世代50人に協力していただいたアンケート結果をもとに、ユース世代がジブンゴトにするための視点を持つ難しさ、現実の問題解決のためには問題を多面的にとらえ、多世代で向き合う必要があるという問題提起がありました。


仲本和さん(平和学習講師)からは、沖縄の基地の割合が戦後増え続けているという現実があり、人口比99%の本土の人々が関心を持ち動かなければ変わらないというといった問題提起がありました。また平和とは「等しく選択肢を有する状態だと思う」とコメントしました。


藤田裕佳さん(一橋大学大学院生、Reverse The Trend Japan代表)からは、ナガサキは過去の問題ではなく、今現在の核の問題であること、「ジブンゴトにする」ということは「知ること」の連続だという視点が提示されました。


企画チームの伊藤咲夢さん、塩川愛さん、延泰世さん(大学生)から、「企画を作った経緯」として「広島出身だから、考えてきたのか、そのことを利用していたのではないか」という内省と「どこどこの出身、だからではなく、いろいろな人たちとジブンゴト化に取り組む環境を作りたい」という意識共有がありました。


それを受けたグループワークは二つのテーマで行いました。

①「ローカル(1人1人住む街)の記憶を知ることの意義は何か」

②「なぜ多世代が戦争の記憶と向き合う必要があるのか」

それぞれのテーマで参加者が活発に議論し、共有することでまさに「ジブンゴト」になったグループワークとなりました。


あるグループからは、「苦しい記憶が多いから、向き合うことで、二次受傷の可能性もある。また戦争の記憶が身近にある世代ばかりではない。自分から能動的に向き合わないといけない時代なのでは?」というコメントもありました。


今回、「グラフィックレコード」という手法で進行のまとめを2度可視化しました。そのことで、多くの視点や意見が出た登壇者からの話題提供や、グループワークの論点が整理され、会場全体で共有することができました。担当した狩俣さんからは、この手法を平和活動に取り入れることで、意見を対立させずに建設的に議論を進めることができるとの提案がありました。




総数45名のご参加をいただきました。

対話を続けていきたいと思います。参加いただいたすべてのみなさん、ありがとうございました!


<記録>

グラフィックレコード:狩俣日姫さん(株式会社さびら、平和教育ファシリテーター)

報告:沼崎真奈美さん(横須賀YMCA)

写真:徳田悠希さん(かたわら理事)、倉本芽美さん(KNOW NUKES TOKYO共同代表 / かたわらインターン)


<イベント概要〉>

日時:2025年2月15日(土)13:30~16:30

場所:横須賀市産業交流プラザ 交流サロン   

主催:一般社団法人かたわら, 横須賀YMCA運営委員会

協力(予定):横須賀YMCA、横浜YMCA、横浜YMCA ユースリーダーシップ開発事業委員会、NPO法人WE21ジャパンよこすか、被爆体験を語り継ぐ会、NPO法人YMCAコミュニティサポート














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