カクワカ広島の仲間たちと「長崎研修旅」(5月19~22日)に行ってまいりました。
ほんと充実した盛り沢山な旅で、コーディネートしてくださった林田光弘さんに心から感謝です!
土曜日は被爆者の田中 安次郎さんのフィールドワークでした。
ご存知の方も多いと思いますが、「怒りの広島、祈りの長崎」と言われます。もちろん住む人の性格などもあると思いますが、この言葉には宗教が深く関係しています。 8月9日、原爆が落とされたのは、浦上という地区で、古くから弾圧をされてきたキリスト教徒(「切支丹」とも表現。)が多く暮らしていました。元々の投下目標(旧市街地)が雲に覆われていたため、浦上に投下されることになります。だから、「罰が当たったんだ。キリストを信じるから落とされた」という言説が広まり、「原爆は浦上たい」と表現する被爆者もいらっしゃるといいます。 浦上出身であることは被爆者であることを同時に意味します。被爆した人々は、被爆者であることと、キリスト教徒であること。二重の差別にあえぐのです。「怒りの広島、祈りの長崎」という言葉も、「オール長崎」の声を上げづらいことが影響していると思うのです。 私自身は広島とのかかわりが深いですが、同じ被爆地でも、苦しみは異なります。その意味で、命だけでなく、社会のシステムや人間関係、人間の営みにかかわる全てを破壊するのが核兵器であり、それが非人道兵器とされる所以なのだと改めて感じました。 様々、書きたいことはありますが、それはまたどこかで。
そして、長崎滞在の間にたくさんのイベント開催&出演をさせていただきました! 「カクワカ広島、長崎にきちゃいました supported by susume!」
Fridays for future Nagasaki の皆さんともご一緒!
当日のニュース報道はこちら(KTN長崎)
締約国会議渡航に合わせて、気合いも入りましたし、核兵器がなぜ禁止されないといけないか、再考する時間ともなりました。
そして、私は研修より2日前乗りして、いろんな人ともお会いしました。
コーディネートは、KNTメンバーの山口雪乃さん(長崎在住)。そして彼女も一緒にKNTから締約国会議に参加することがこの出張中に決まりました。みなさまご注目いただけたら嬉しいです!
とても素敵な街ですね。大切な場所が増えました。現地でご一緒させていただいたみなさん、本当にありがとうございました!
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